NTT 情報・通信業の最大手がIOWN構想で描く未来
NTTの株価
NTT (NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE CORPORATION)の株価
ティッカーシンボル:9432
tradingviewのチャートを引用
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NTTは何をやっている会社?
社長:島田明 (2024年3月時点)
島田明 社長のトップメッセージはこちらから。
日本の情報・通信業の最大手。
2024年時点では、国の株式売却の影響を受けて株価は落ちています。
分割による影響もあるかもしれませんが…。
日本の株式市場が米国市場よりも成熟してない事もあります。
(株主の知識不足も含みます。)
業績はもの凄く良い企業です。
IOWN構想からも分かるように、技術力や未来をみせる力のある企業。
IOWN構想で描かれる未来
IOWN構想とは?
IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想とは、光を中心とした革新的技術を活用し、これまでのインフラの限界を超えた高速大容量通信ならびに膨大な計算リソース等を提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤の構想です。2024年の仕様確定、2030年の実現をめざして、研究開発を始めています。
NTTの研究開発ページを引用
従来のネットワークインフラ
光データで通信して、サーバーで電気データに変換。
データを送るのも受けとる時にも電気データと光データに変換されていて効率が悪い状態。
IOWN構想が実現した時のインフラ
上記で書いた無駄な変換を行わずに、全てを光で行います。
IOWN構想が実現した場合のメリット
スマホは充電せずに使い続ける事が可能になります。
ゲームの配信動画のアップロードなど時間がかかる作業が一瞬で行えます。
遅延がない事により、車の運転を遠隔で行うことも可能。
企業同士の情報のやり取りも円滑になり、技術の発展が加速する可能性を持ち合わせています。
IOWN構想が必要な理由
今後通信する量と商品電力は増加していく事が予想されています。
データ量は2025年の時点で2010年時の90倍。
消費電力の増加は2050年に2025年の約2.3倍になる事が予想。
既存の技術のままだと電力は足らないのです。
現在、発電は火力発電が多くの割合をしめています。
しかし、火力発電や水力発電なども作る場所や二酸化炭素問題で増やす事は現実的でないのです。
現在の技術のままだと確実に足らなくなる電力の問題を解決する可能性を持っています。
IOWN構想が必ず実現できるかは分かりませんが、電力消費を削減する技術は確実に必要です。
世界中の大企業が数多くIOWN構想に参加する事が発表されています。
NTT IOWN構想でめざす未来予測
・起こりうる事象の回避
・医療データをもとに、いつ頃何の病気にかかりやすいか。
IOWN構想がめざす社会で、鍵となるのは「未来予測」です。これまで築いてきたコミュニケーション主体のネットワークを基盤に、未来予測という新たな価値を創出します。正確な予測ができれば、それに応じた対応を取ることができます。これはつまり、「未来を変えること」です。 比較的単純な未来予測ならば、現在のシステムでも実現していますが、IOWN構想がめざす未来予測は、桁違いの正確さと迅速さが特徴です。
たとえば医療やヘルスケアの分野では、バイオデータを活用した高度な未来予測も考えられます。体温や血圧、心拍数などの日々のバイオデータに、これまでかかった病気の履歴、ゲノム情報などを合わせて演算処理することにより、いつ頃、何の病気にかかりやすいかを正確に予測できます。これにより、各個人ごとの予防や、病気にかかった時の迅速な対応ができます。
NTT 研究開発ページを引用
IOWN構想の実現可能性
IOWN構想は実現可能性が高いと考えています。
IOWN構想の重要な鍵になっているのが、オールフォトニクス・ネットワーク(APN: All-Photonics Network)。
情報処理基盤のポテンシャルを大幅に向上させる事が出来るようになります。
オールフォトニクス・ネットワークとは?
オールフォトニクス・ネットワークは、ネットワークから端末まで、すべてにフォトニクス(光)ベースの技術を導入し、これにより現在のエレクトロニクス(電子)ベースの技術では困難な、圧倒的な低消費電力、高品質・大容量、低遅延の伝送を実現します。このネットワークの光化とエンド・ツー・エンドでの光技術の活用が、 IOWN構想を実現するうえできわめて重要な役割を果たすことになるのです。
NTT研究開発のオールフォトニクス・ネットワークの説明を引用
オールフォトニクス・ネットワークのキーテクノロジー「光融合技術」
光は取り扱いが非常に難しい技術であり、そのコントロールが現実的ではありませんでした。
それが光電融合技術により、可能になってきました。
屈折率が周期的に変化するフォトニック結晶と呼ばれる構造により、光を小さな領域に閉じ込め、光と物質の相互作用を高めることが可能になってきています。このフォトニック結晶により、光スイッチ、レーザ、光メモリ、光RAMといったさまざまな光デバイスにおいて、低消費電力での基本動作を確認しています。
NTT研究開発のオールフォトニクス・ネットワークの説明を引用
上記の内容により、技術的に可能な段階になっている事が分かります。
通信インフラが整備されれば、拡張現実も含めてありとあらゆる技術が急速に発展する可能性が見えてくるでしょう。
IOWN構想 主な参画企業
この可能性を信じて多くの企業が参画しています。
資金力のある企業が多く、実現する可能性は高いと考えています。
参画企業一覧はこちらから。
創設メンバー
intel、NTT、SONY
スポンサーメンバー
IOWN構想 | スポンサーメンバー |
accenture | AKKODiS |
中華電信 | ciena |
cisco | DELL |
Deloitte | DELTA |
ERICSSON | FUJITSU |
FURUKAWA ELECTRIC | HAKUHODO |
KDDI | KIOXIA |
Microsoft | MITSUBISHI ELECTRIC |
MIZUHO | MUFG |
NEC | NICT |
NOKIA | ORACLE |
orange | PWC |
Rakuten Mobile | RedHat |
SAMSUNG | SKハイニックス |
SK telecom | SUMITOMO ELECTRIC |
TOYOTA | vmware |
一般会員メンバーも多くの人が知っている大企業の名前が並んでいます。
NTTの決算情報
2024年2月8日
2023年度上半期の業績と通期業績予想
2023年度上半期決算は、営業収益は対前年同期+784億円(+1.2%)の6兆3,646億円と過去最高を更新しました。営業利益は対前年同期▲456億円(▲4.6%)の9,509億円、当期利益は対前年同期▲258億円(▲3.7%)の6,708億円となりました。
2023年度通期予想については、営業収益13兆600億円・営業利益1兆9,500億円・当期利益1兆2,550億円を見込んでおります。上半期では営業利益・当期利益とも対前年減益となりましたが、概ね想定どおりの進捗であり、下期の増益でカバーすることにより年間計画達成とともに、EPS目標についても達成に向けて引き続き取り組んでまいります。
島田明 社長のトップメッセージを引用
NTTのニュース
記事を追加するごとにリンクする形で追加していきます。
NTTグループが提供するおすすめのサービス
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